Ms.teryさん

気の向くままに

性欲

僕は一応、男。

んー…生物学的に男。

男であることを受けて入れている(それ以外を諦めている)女になりたかった男。

いや、そんなのはどうだっていい。

 

僕は社会では男として生きることに決めたわけですよ。その方が色々と楽ですし。恋愛対象は女でもありますし。ただ我儘を言えば、女として女を好きになりたい。でも、夢は立派な父親になることなんです。

あはは…矛盾してますよね。男であることは受け入れたけど、女に近づくことは諦めてないんですよ。

 

 

この相対するような感情の元凶は父親です。

彼は酷すぎるとまではいきませんが、いい父親とは呼べませんでした。教員採用試験に何年と受からず、そのくせ仕事だ仕事だといい夜遅くまでパチ打って、休日も子供の僕の相手をせず浮気相手のところに。

臨時の教員として働いていたいましたが、母から聞いた話によると部費に手を出して母に「立て替えてくれ」って泣いて頼んだとか。パチで散財したのでしょうね。

酒癖は悪いし、すぐに怒鳴るし、最低って言いたいくらいの父親でした。

 

ただ僕にとっては唯一の父親で、最低な父親だって思ったのもここ最近のお話。

彼にだっていいところはあります。小さい頃は父親が好きでした。僕にゲームを教えてくれたのも父親ですから。2人でゲームをするのは楽しかった。

でも、子供に負けたくないって勝たせてくれないところは本当に大人気ないというか…

 

 

父親に失望したのは、両親が離婚するきっかけとなったことです。

ある夜、父と母が大きな声で喧嘩をしていました。眠っていたけど、起きるくらいには大きな声でした。

ここまでの喧嘩はあまり見たことありませんでした。母の声は震え、泣いているようでした。

今でもはっきりと覚えています。父が言ったんです。

 

「もう、無理だ。2人と生活はできない」

「(僕の名前)もいるのに?(僕の名前)も捨てるの?」

「うん」

 

この時は本当に絶望しました。僕は愛されていないのか。父親にすら捨てられてしまうのか。僕の何がいけなかったんだろう。どうしたら捨てられないのかな。

唯一の父親ですから最低と言っても、そりゃ離れたくないわけでして…離婚が決まっても、父親が出て行くまでの間、いい子でいました。

 

けど、父親は出て行きました。まあ当然のことですが。離婚が決まった後に子供がどうしようがどうにもなりませんからね。そこから僕は歪んでいったのかなって思います。

 

母親に捨てられないように努力しました。毎日のように「(僕の名前)のこと好き?」って聞きました。今思えば、メンヘラ彼氏みたいですね笑。家でも外でもいい子を演じました。本当の自分を否定されてしまったら、また捨てられてしまうから。

 

その当時、かわいいものが好きでした。でも、男だからかわいいものを好きだと言えば捨てられてしまうかもしれない。そう思いました。ずっとずっと隠しました。女になればかわいいものをかわいいと言えるのにと何度も思いました。我慢すればするほど、欲求は強くなって行くばかり。そして、僕は女になりたいと思うようになりました。

 

 

本当に酷い父親ですよね。でもまあ、僕が恨みやすい位置にいるだけでしょうけれど…

こんな父親にはなりたくないって必然のように思うわけですよ。僕は子供にはこんな思いさせたくない。幸せな家庭を築きたい。

 

父親のようにはなりたくない。

 

 

僕はパチンコも浮気も競馬も煙草もしないことに決めました。

でも何故でしょう。僕が小4の時に不登校になることを予言した占い師さんが言うには

 

僕にも父親の血が入ってるから、女癖には気をつけなさい。父親はこういう気持ちだったのかと気づく時がいつか来る。

 

なんて酷い言葉。でも、そんな予感はしていました。だって、初めての自慰は小1ですよ。性欲が強いのだと思います。きっと迫られたら断りきれない。

たかが占いでも不登校を当てられてしまったので僕は信じました。そして占いを逆手に取って、父親の気持ちを早いうちに理解しようとしました。

 

 

いつもは漫画や想像で自分を慰めていたわけですが、高校2年生の時に初めて3次元で自慰をしてみました。すごく気持ちよかった。最初は恥ずかしかったけれど、興奮したのは間違いないです。この時に理解しました。父親はこんな感覚だったのだろう。僕も所詮は最低な父親の息子。好きな人以外でも抜けました。

 

でも自慰の後、ものすごく心が痛かった。父親のようになりたくないと思っても、僕も男なのだ。浮気もしてしまうのかもしれない。その事実がすごく痛かった。そして3次元で行為をすることをしばらくやめていました。

 

しかし、最近好きな人を忘れるために他の人で自慰をしていました。痛かった。確かに痛かった。ただ心はだんだんと鈍っていって、腐っていった。その感覚が心地良かった。

 

 

一体何を書いているのか。

これは自分への戒めです。父親の気持ちはよく理解できた。浮気をする気持ちもわかった。

でも、その上でやはり僕は浮気をしたくない。

性欲だけに身を任せたくない。そう確信することができた。

もう好きな人以外はやめよう。

 

性欲は一時的な快楽であって、長期的な痛みに繋がる。最良の毒薬とは呼べませんね。