Ms.teryさん

気の向くままに

シーザーサラダ食べたい

突発的に死にたいって思った。得体の知れない苦しみから逃げ続けることに疲れたから、そいつに永遠のさよならを告げてやりたいと思った。

僕は何から逃げているのだろう。何がこんなに苦しいのだろう。もしかするとこの突発的な希死念慮は慢性的な自殺願望なのかもしれない。もう僕の周りに脅威はない。なのに息苦しさが消えてくれない。この長期的な息苦しさが希死念慮を誘発しているのかもしれない。そうなのであれば、それはきっともっと具体的な自殺願望と呼べるのだろう。

どうにか逃げようと手を尽くした。どうにか抜け出そうと必死に足掻いた。でもどうにもならない。コップに入れられた氷の隙間を水が埋めていくように、どうしたって飲み込まれてしまう。そしてそれと同じように息苦しさに自らが溶け出してしまうような感覚に陥る。

僕はこの苦しみと同じモノでできているのだ。じゃあ、逃れるもクソもない。死ぬしかないのではないか。

そう思いつく。あるいは、そう思い至る。でもまあ結局、僕は死なない。死ぬのが怖いから自ら死ねない。もしこの恐怖よりも逃れられない恐怖が上回れば、死ぬと決意できるのに。