空って澄んだ青だからいい。
考えれば考えるほど澄んだ青がしっくりくる。
僕からすると空は世界を包み込むキャンバスなんだ。背景とは違うもの。世界の素というか、土台というか。前提って言葉が好きかな。きっとそうではないのかもしれないけれど、僕の中では空は世界の前提なんだ。
ただ少し疑問がある。
空ってどこまでがそうなのか。
僕の世界を包み込むものが空だと仮定するならば、せいぜい大気圏までだろう。
でも、夜には星が見える。暗い空に灯る星を眺めるのは嫌いじゃない。僕の中で星のない夜空は夜空はではない。
ならば、宇宙全体のことなのか?
そうであるなら僕は随分と適当なことを言っている。空が僕の世界を包み込むものである限り、宇宙が包み込むほどの世界を僕は持っていない。
まあ本当はなんだっていいのだけど…
空が青くて、それを綺麗だと思えればそれでいい。今日も空が綺麗なんだ。その下でつまらないことを考えるのも楽しいじゃないか。